演劇ニュース

「暗いところからやってくる」は、5月より上演されたイキウメ「ミッション」に続き、作・前川知大、演出・小川絵梨子のタッグによる作品。
ある中学生の夏休みの経験を綴った短篇 （上演時間：約60分）で、
子供の心の内部を描き、大人と一緒に楽しめる作品となっているとのこと。
キャストは、伊勢佳世・大窪人衛・岩本幸子・浜田信也・盛隆二・木下三枝子。
また同作は、来年度以降、県内県外の様々な地域での上演が計画されています。

KAAT キッズ・プログラム2012「暗いところからやってくる」は、7月26日から8月5日にKAAT神奈川芸術劇場 中スタジオで上演。
チケットは子供1,500円、大人3,000円、親子チケット4,000円(大人1枚＋子供1枚)、シルバー割引2,500円(65歳以上)。

●KAAT キッズ・プログラム2012「暗いところからやってくる」
日程：2012/7/26〜8/5　KAAT神奈川芸術劇場(神奈川)
演出：小川絵梨子
脚本：前川知大
出演：伊勢佳世/大窪人衛/岩本幸子/浜田信也/盛隆二/木下三枝子
チケット：[神奈川]

あらすじ
祖母が亡くなり、空き家になった家に住むことになった天野一家。
中学生の輝夫は、どことなく薄暗い家が怖かった。
母に頼んで部屋の電気を明るいものに変えてもらうが、
やっぱり部屋の隅やちょっとした影に、何かがいるような気がしてならない。
「もっともっと明るくすればいい」と姉は言った。
そしたら今度は影がくっきりとして、その暗闇から何かが見ているような気がしてくる。
あきれた姉はこう言った。
「影を消すには、光を消すしかないんだよ」
そうして暗くしてみると、輝夫ははっきりと何かの気配を感じた。
輝夫は幽霊がいると母に言うが信じてもらえない。
輝夫は気配を感じた方をケータイで撮影すると、男のような影がある。
祖母の霊かと思っていたが違うようだ。
輝夫と姉の真琴は、その存在に名前を付ける。
名前を付けて呼びかけてみると、それは言葉を返してきた。
その存在は霊ではないと言った。
「キミたちとは違うところに住んでいる。
でもそのうち、そっちに行くつもりなんだ。
その為にキミたちを見て観察しているんだよ。
それが私の仕事なんだ」
暗いところに住む彼らは、どんどん増えていて、こちら側に来る準備をしているらしい・・・。

▼KAATキッズ・プログラム2012

●ピノキオ　〜または白雪姫の悲劇〜ワークショップ公開
日程：2012/6/16　KAAT神奈川芸術劇場(神奈川)
演出・脚色：宮本亜門
原作：カルロ・コローディ
作曲：深沢桂子

●コンフェティ劇団「チックタックの秘密のとびら」
日程：2012/8/13〜8/15　KAAT神奈川芸術劇場(神奈川)
チケット：[神奈川]

●小野寺修二 カンパニーデラシネラ最新作「こどもとおとなのための舞台（マイム）『ゲーム』」
日程：2012/8/19〜8/26　KAAT神奈川芸術劇場(神奈川)
演出・脚本：小野寺修二
出演：森川弘和 / 藤本強 / 渡邊絵理 / 藤田桃子
チケット：[神奈川]

●が〜まるちょば「That's が～まるSHOW！」
日程：2012/09/01　KAAT神奈川芸術劇場(神奈川)
チケット：[神奈川]

●ミュージカル「ウィズ-オズの魔法使い-」
日程：2012/9/28～9/30　KAAT神奈川芸術劇場(神奈川)
翻訳・演出：宮本亜門
訳詞：森雪之丞
原作：ライマン・フランク・ボーム「オズの魔法使い」
脚本：ウィリアム・B・ブラウン
作詞・作曲：チャーリー・スモールス
出演：増田有華(AKB48)/ISSA/良知真次/エハラマサヒロ/森公美子/小柳ゆき/ジョンテモーニング/
　　　瀬戸カトリーヌ/吉田メタル/丞威/永瀬匡/廻修平/丘山晴己/加賀谷真聡/泉野翔大
　　　DAICHI/U-YEAH/YORI(DA PUMP)/森実友紀/MIHO BROWN/エリアンナ/KAE THE FUNK/今枝珠美/Medusa/矢野祐子/陣内孝則
チケット：[神奈川]

●ウィーン国立歌劇場「小学生のためのオペラ『魔笛』」
日程：2012/10/26　KAAT神奈川芸術劇場(神奈川)
指揮：パウル・ヴァイゴルト
チケット：[神奈川]

●朗読×音楽「白い馬の物語」
日程：2012/11/16〜11/18　あうるすぽっと(東京)
　　　2012/11/23　KAAT神奈川芸術劇場(神奈川)
演出：栗山民也
出演：竹下景子
チケット：[東京][神奈川]