演劇ニュース

銀座シネパトスは、1967年にオープンした銀座地球座、1968年オープンの銀座名画座が前身で、
1988年に銀座地球座が銀座シネパトス1に、銀座名画座が2と3の2館に改装されてオープン。
以来、インディペンデント系、アート系、ホラー、エロ、B級作品など、独自の作品を数多く上映。
2009年には1館を常に邦画専門の名画座として興行する「名画座宣言」が発表され、
巨匠や名優の特集上映が行われると共に、俳優などのトークショーも開催されてきました。

そんな銀座シネパトスも、3月31日に閉館が決定。
閉館の理由は、劇場のある三原橋地下街の耐震性に問題があるからと報じられています。
そして閉館を目前にした同館を舞台にした映画「インターミッション」が制作され、
同館最後のロードショー作品として上映されます。

「インターミッション」(intermission)とは幕間、長時間の映画などの途中に挟まれる休憩のことで、
映画「インターミッション」は、銀座シネパトスを舞台に観客たちが繰り広げる群像劇。
キャストは、主人公となる名画座の支配人夫婦を秋吉久美子と染谷将太が演じるほか、
香川京子、小山明子、水野久美、竹中直人、佐野史郎などが出演。
監督は映画評論家の樋口尚文。
映画「インターミッション」は、2月23日から銀座シネパトスで限定公開。

またBS・CSテレビのスター・チャンネル、ザ・シネマ、ファミリー劇場の3局では、
2月より「ありがとう、さようなら、銀座シネパトス」と題し、同館で上映された名作の特集放送も行われます。

(C)2013「インターミッション」フィルムパートナーズ

●「インターミッション」
公開：2013/2/23　銀座シネパトス(東京)
製作：オブスキュラ/東北新社
監督：樋口尚文
脚本：樋口尚文/港岳彦
出演：秋吉久美子/染谷将太/佐伯日菜子/奥野瑛太/
　　　香川京子/小山明子/水野久美/竹中直人/佐野史郎/中川安奈/
　　　寺島咲/ひし美ゆり子/水原ゆう紀/夏樹陽子/畑中葉子/杉野希妃/
　　　大島葉子/上野なつひ/勝野雅奈恵/中丸シオン/森下悠里/森下くるみ
　　　大瀬康一/古谷敏/大野しげひさ/中丸新将/利重剛/与座重理久/門脇麦/岡山天音/玄里/小野寺・グレン・光/樋口真嗣
チケット：[初日舞台挨拶 銀座シネパトス][オフィシャルサイト][HUMAX CINEMA オフィシャルサイト]
DVD：インターミッション [DVD]

●「ありがとう、さようなら、銀座シネパトス」
▼ザ・シネマ
放送：2/4〜2/6　(再放送：2/18〜2/22)
作品：「ダニエラという女」「沈黙の追撃」「ワンダーランド」「ブラック・ナイト」「ICHIGEKI 一撃」

▼スター・チャンネル
放送：2/23 13:20〜
作品：「ザ・ウォード/監禁病棟」「4デイズ」「テイカーズ」「ブローン・アパート」

▼ファミリー劇場
作品：「最終兵器彼女」「太陽」「極道の妻たち　情炎」「黒帯　KURO-OBI」「紅色の夢」「泪壺」「IZO」

※追記：
映画「インターミッション」クランクインからクランクアップ、宣伝活動、そして公開日まで密着したドキュメンタリーがWOWOWで放送されます。
ノンフィクションW「ラストロードショー　名画座が消える日」は、4月12日22時よりWOWOWプライムで放送。
4月14日11時、23日1時20分よりリピート放送。