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2013年1月21日

■「耳なし芳一」宮本亜門演出

山本裕典、安倍なつみ、橋本淳、益岡徹などの出演で、小泉八雲原作「耳なし芳一」が舞台化。4月に上演されます。

「耳なし芳一」は、昔から伝わる伝説を元に、小泉八雲が1904年に上梓した短編集「怪談」に収録される作品。
安徳天皇や平家一門を祀った阿弥陀寺に住む盲目の琵琶法師・芳一の元に、ある晩、平家の怨霊である武士が現れます。
和尚は芳一の全身に経文を写しますが、唯一耳だけには経文を書き漏らしており...

2012年4月に宮本亜門演出、木村了、横田栄司、大西多摩恵、春海四方、高畑こと美、グレッグ・デールの出演で
<NIPPON文学シリーズ>第2弾としてリーディング形式で上演された小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)原作の「耳なし芳一」。
今年4月に、舞台という形で上演されることが決まりました。

キャストは、芳一役をドラマ「桜欄高校ホスト部」、舞台「トロイラスとクレシダ」などで注目の若手実力派俳優の山本裕典。
少年・安徳天皇役を元・モーニング娘のメンバーで、卒業後は女優として舞台やドラマに出演している安倍なつみ。
佐吉役を「連続テレビ小説ちりとてちん」や「魔法戦隊マジレンジャー」などに出演し、舞台やドラマで活躍している橋本淳。
八雲役を映画や舞台、ドキュメンタリーやCMのナレーションでも幅広く活躍中の益岡徹。
その他、花王おさむ、大西多摩恵、大駱駝艦の若羽幸平・橋本まつり・鉾久奈緒美が出演。
演出はリーディング公演に引き続き宮本亜門。

舞台「耳なし芳一」は、4月13日から21日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場・ホールで上演。
チケットは全席指定、S席8,500円、A席6,500円(税込)で2月16日発売。

「耳なし芳一」画像

「耳なし芳一」
日程:2013/4/13~4/21 KAAT神奈川芸術劇場(神奈川)
主催:KAAT神奈川芸術劇場
制作:株式会社パルコ
演出:宮本亜門
台本:高羽彩
原作:小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)
出演:山本裕典/安倍なつみ/橋本淳/花王おさむ/大西多摩恵/若羽幸平/橋本まつり/鉾久奈緒美/益岡徹
チケット:[東京]

※追記:アフタートークショー
4/14 14:00 出演:宮本亜門
4/15 19:00 出演:山本裕典/宮本亜門
4/17 19:00 出演:安倍なつみ/橋本淳
4/20 18:00 出演:宮本亜門/安倍なつみ

※2013/04/12追記:
4月11日に公開舞台稽古が行われました。

「耳なし芳一」公開舞台稽古 画像1 「耳なし芳一」公開舞台稽古 画像2 「耳なし芳一」公開舞台稽古 画像3
撮影:阿部章仁

Q:舞台『耳なし芳一』の見所は?
宮本 「耳なし芳一」の見所と言えば...首切りでしょ!
キャスト一同 え!?
宮本 あ、違った!耳切りだ(笑)あとはやはり、芳一が体にお経を書く場面でしょうかね。今回の舞台では、原作者の小泉八雲も登場しますし、安倍さん演じる亡霊とか、本来目に見えないものが舞台に立ちます。そういったものをあえて登場させ、共に生きているという事が伝わればと思います。

Q:山本さんを選ばれた理由は?
宮本 役者として面白いと思ったんです。稽古に対しては非常に誠実ですしね。
今回の舞台では、彼の従来の明るさ元気さではなく、ぐーっと入る役をどう演じるのか見てみたかったんです。

Q:劇中で琵琶を弾かれるということですが、大変でしたか?
山本 琵琶を弾くのは初めてで、稽古に入る前から琵琶の練習は始めていたのですが、なかなか琵琶の先生とスケジュールも合わず...。一時はどうなることかと思ったのですが、初日まであと2日あるので、それまでにはなんとか皆さんにお見せできるものになると思います。
今回弾く琵琶は、音楽性というよりは運動神経を必要とする楽器だそうで、僕、運動得意なので、それにいっぱい助けられてます(笑)

Q:今回は裸も披露されるとか...?
山本 会見の時に、裸体にお経を書くシーンがあるので、体鍛えますと言ったのですが、よくよく考えたら、マッチョな芳一ってちょっと変じゃないかなと思いまして...。ですので、特別なことをせず、己のままでいようと思います。

Q:チームワークはいかがですか?
宮本 良すぎますね。安倍さんの人形だったり、山本君の琵琶だったり、益岡さんの片目が見えないなど、皆それぞれ大変なので、助け合っていかないとやっていけないですよね。

Q:初めての人形の操作はいかがですか?
安倍 すべてが難しいです。稽古の時よりもとても重くなって、見た目よりもとても重いんですよ。人形の軸になる部分をやっているのですが、人形に命を吹き込むのがとても難しいです。皆さんに助けられてやっています。
宮本 安倍さんに黒子をやらせるって僕ぐらいしかいないよね(笑)

Q:宮本亜門さんの演出は厳しいですか?
宮本 厳しいわけないですよね(笑)
山本 優しいです。
益岡 とても粘り強くて、完成に向かっているかなというところで「忘れなさい」ということも何度かありました。
宮本 それが一番怖いんじゃない?(笑)
安倍 感覚で「こうやった方がいい」と思って指示していただけるので、信じて付いていきます。
益岡 亜門さんがコミュニケーションをとってくれるおかげでチームワークが良くなっていると思います。

Q:八雲は片目が見えないという事ですが、どうですか?
益岡 もともと近視で、左目が白濁した度が入っていないコンタクトで、右目は通常の度が入ったコンタクトをしているので、遠近感を測るのが難しいですが、八雲の役に引き合わせられるのはいいかなと思います。

Q:初めての亜門さんの演出はいかがですか?
山本 恐いかな、僕で大丈夫かなと思っていましたが、亜門さんがコミュニケーションを取ってくれて、悩んだ事を汲み取って演出して頂けるので助かります。益岡さんがおっしゃった通り粘り強くて、次々と演出が変わっていくので、本番を通してもっと成長出来るかなと思います。

Q:最後にメッセージをお願い致します。
山本 本番まであと二日です。まだまだ変わっていくと思いますが、観て頂いた方に最高の舞台だと思ってもらえるようなものを作っていきます。是非劇場まで足を運んで頂ければと思います。

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「「耳なし芳一」宮本亜門演出」奥付

  • Posted : 2013年1月21日 17:28
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