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2013年8月 9日

■シネマ歌舞伎「ヤマトタケル」

2012年に上演された四代目猿之助による「ヤマトタケル」が、シネマ歌舞伎第19弾として9月28日に公開されます。

歌舞伎の舞台作品をHD高性能カメラで撮影し、デジタル上映するシネマ歌舞伎。
その19作目となる「ヤマトタケル」の公開が9月28日(土)に決定しました。

「ヤマトタケル」は、哲学者・梅原猛が三代目市川猿之助(二代目猿翁)のために書き下ろし、1986年にスーパー歌舞伎の第一作として初演された作品。
神話のヤマトタケルの波瀾の半生を雄大なドラマに仕立てたもので、
手に汗握る冒険、親子の確執、姫君たちとのロマンスが、早替りや、立ち廻り、宙乗りなど、舞台上で所狭しとくり広げられるスペクタクルとともにドラマティックに描かれています。

今回上映されるのは、猿之助の二代目市川猿翁、亀治郎の四代目市川猿之助、香川照之の九代目市川中車 襲名、
中車の子息・五代目市川團子の初舞台として、2012年6月に新橋演舞場 六月大歌舞伎で上演されたもの。
キャストは、小碓命(おうすのみこと)後にヤマトタケル/大碓命(おおうすのみこと)を市川猿之助。
帝(すめらみこと)を市川中車。タケヒコを市川右近。ワカタケルを市川團子。兄橘姫(えたちばなひめ)、みやず姫を市川笑也。
弟橘姫(おとたちばなひめ)を市川春猿。老大臣を市川寿猿。ヘタルベを市川弘太郎。帝の使者を市川月乃助。
倭姫(やまとひめ)を市川笑三郎。熊襲(くまそ)弟タケル、ヤイラムを市川猿弥。尾張の国造(くにのみやつこ)を坂東竹三郎。
皇后(おおきさき)、姥神を市川門之助。熊襲(くまそ)兄タケル、山神を坂東彌十郎。

シネマ歌舞伎「ヤマトタケル」は、2013年9月28日 東劇・新宿ピカデリーほか全国ロードショー。

シネマ歌舞伎『ヤマトタケル』画像 シネマ歌舞伎『ヤマトタケル』ティザーチラシ
(c)松竹株式会社


シネマ歌舞伎「ヤマトタケル」
公開:2013/9/28
上演:2012/6/5〜6/29 新橋演舞場(東京)
配給:松竹株式会社
作:梅原猛
監修:奈河彰輔
脚本・演出:市川猿翁
出演:市川猿之助/市川中車/市川右近/市川團子/市川笑也/市川春猿/市川寿猿/市川弘太郎/市川月乃助/市川笑三郎/市川猿弥/坂東竹三郎/市川門之助/坂東彌十郎
チケット:[全国券][オフィシャルサイト]

※追記:トークイベント
日程:9/29 15:10~(11:00の回 上映終了後) 東劇(東京)
登壇者:市川右近/市川弘太郎(予定)

あらすじ
日本創世の陰には、父と子の永きにわたる葛藤があった----
大和の国の皇子 小碓命は、双子の兄 大碓命の謀反をいさめようとして誤って殺してしまい、父帝の怒りを買い、大和に従わない熊襲の征伐にたった一人で向かわされる。
小碓命は父の許しを得たい一心で、見事に熊襲兄弟を討ち果たし、ヤマトタケルと名乗ることとなる。
しかし、父帝の怒りは治まらず、新たな戦の命を下されたタケルには次々と試練が訪れる。
それでも、父とまだ見ぬ息子ワカタケルに会うために、タケルは故郷を目指すのだが......

劇場
札幌シネマフロンティア(北海道)
フォーラム八戸(青森)
フォーラム盛岡(岩手)
MOVIX仙台 / MOVIX利府(宮城)
フォーラム山形 / 鶴岡まちなかキネマ(山形)
MOVIXつくば(茨城)
MOVIX宇都宮(栃木)
MOVIX伊勢崎(群馬)
MOVIXさいたま / MOVIX三郷 / MOVIX川口(埼玉)
東劇 / 新宿ピカデリー / MOVIX亀有 / MOVIX昭島(東京)
109シネマズMM横浜 / MOVIX橋本(神奈川)
MOVIX柏の葉(千葉)
イオンシネマ新潟南(新潟)
イオンシネマ御経塚(石川)
MOVIX清水(静岡)
ミッドランドスクエアシネマ / MOVIX三好(愛知)
MOVIX京都(京都)
MOVIX橿原(奈良)
大阪ステーションシティシネマ / なんばパークスシネマ / MOVIX堺 / MOVIX八尾(大阪)
神戸国際松竹 / MOVIXココエあまがさき(兵庫)
MOVIX倉敷(岡山)
MOVIX日吉津(鳥取)
MOVIX周南(山口)
シネマサンシャイン大街道(愛媛)
福岡中洲大洋(福岡)
Denkikan(熊本)
鹿児島ミッテ10(鹿児島)

市川猿翁コメント
私は映画が大好きです。学生の頃には月に30本は観ておりました。そして歌舞伎では「三代猿之助四十八撰」に数えられる作品をはじめ多くを創り演じております。
2つのジャンルを掛け合わせてというシネマ歌舞伎でスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」上演の機会をいただきました。思い出深きスーパー歌舞伎第一作を映画化することによって全国の人々にご覧になって頂けるのは大変光栄でございます。
「ヤマトタケル」は梅原猛先生の原作で一九八六年に私の主演・演出で初演しました作品ですが江戸歌舞伎の演出法、演技法、音楽を駆使し現代の人の心に通じるテーマを打ち出しその後に続く"スーパー歌舞伎"(のジャンル)を確たるものにした澤瀉屋(だかはわかんむり)にとりまして大切な演目でございます。
昨年6月に二代目市川猿翁、四代目市川猿之助、九代目市川中車襲名、五代目市川團子初舞台におきまして古典歌舞伎の演目と肩を並べて上演致しました舞台です。少しでも多くの方々にご覧いただけましたら幸いです。

市川猿之助コメント
襲名公演の「ヤマトタケル」が映画として公開されることはたいへん光栄なことです。
新たな猿之助の出発点の記録としてご覧いただければ幸いです。

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「シネマ歌舞伎「ヤマトタケル」」奥付

  • Posted : 2013年8月 9日 16:54
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