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2014年1月31日

■井上ひさし作「てんぷくトリオのコント」我が家出演

こまつ座 第104回公演『てんぷくトリオのコント』~井上ひさしの笑いの原点~が、6月中旬よりあうるすぽっとで上演されます。

テレビの構成作家からキャリアをスタートさせた井上ひさし。
1960年代には、三波伸介・伊東四朗・戸塚睦夫という3人組のお笑いグループ「てんぷくトリオ」専属の作家として、数多くの喜劇やコントの台本を手掛けています。

この「てんぷくトリオのコント」が、井上ひさしの戯曲のみを上演するために旗揚げされた、こまつ座の30周年記念として上演されます。
公演は、日本人にとって笑いとは何かを真摯に問いかけることを目的に、井上ひさしの原点である笑い・コントにフォーカス。
てんぷくトリオのコントを、現代のトリオである我が家が、オリジナル台本の中から厳選して上演します。
構成は元木すみお。監修はラサール石井。

こまつ座 第104回公演『てんぷくトリオのコント』~井上ひさしの笑いの原点~は、6月中旬から7月に、東京池袋あうるすぽっとで上演。
チケットは4月に発売予定。


※2014/4/17追記:
公演詳細が発表されました。
こまつ座「てんぷくトリオのコント」 | 演劇ニュース

てんぷくトリオ画像
写真提供:文藝春秋


こまつ座 第104回公演 『てんぷくトリオのコント』~井上ひさしの笑いの原点~
日程:2014/6中旬〜7月 あうるすぽっと(東京)
作:井上ひさし
構成:元木すみお
監修:ラサール石井
出演:我が家 他
スペシャルアドバイザー:渡辺ミキ(ワタナベエンターテインメント代表取締役社長)
企画協力:ワタナベエンターテインメント/石井光三オフィス
チケット:[]

【こまつ座代表取締役 井上麻矢 コメント】
コントやお笑いが本当にまだまだ稀有で珍しい時代がありました。
いまほどお笑いがメジャーではなかった時代があったのです。笑いがマイナーだった時代に、てんぷくトリオがいました。
てんぷくトリオの座付作家は井上ひさしでした。作家が残した風刺や笑いを今の時代にもう一度新たに問いたいとずっと思っていました。
たまたまてんぷくトリオのプロデューサーであり、井上ひさしのよき理解者である澤龍さんにお会いし、澤さんのお力を得てもう一度この世にぶつけてみたいと思いました。
井上ひさしの普遍のテーマである「笑い」をこの世に問う作品となるかと思います。
ラサール石井さんが監修に入っていただけることになり、我が家さんにもお会いして、企画から一緒に立ち上げていただきました。
こまつ座の30周年を迎えて、井上ひさしの「笑い」の原点に迫りたいと思います。

【ラサール石井 コメント】
そもそも演劇の世界に足を踏み入れたのは、井上ひさしさんに憧れて劇団に入ったからでした。
そこで知り合った渡辺、小宮とコントを始めて、ストリップ劇場で練習のためにこの「てんぷくトリオのコント」を演じました。
しかし全くウケませんでした。それほど難しく、演者に腕がないとできないコントなのです。
そして俳優として伊東四朗さんを目標にし、演出家としていつかこまつ座さんとお仕事するのを夢見てこの世界を生きてきました。
そんな思い出や思いをひっくるめて、今回のこの機会は神様が与えてくれた奇跡に近いです。
井上さんこまつ座さんそしててんぷくトリオさんの名に恥じぬよう。演芸的でかつ演劇的な舞台にしたいと思っています。

【我が家 コメント】
坪倉由幸
今回このお話を頂いて、まず井上ひさしさんの作品(コント)をすべて読ませて頂きました。純粋に面白かった。絶対に今の時代にも伝わるし、たくさんの人に伝えるべきだと思いました。
ただ、てんぷくトリオさんのモノマネをする気はありません。というか出来ません。井上ひさしさんが追求した『笑い』を純粋に理解し表現できたらと思います。
僕のような芸歴10年そこそこの人間がこのような機会を与えて頂いたことに心から感謝しています。
そしてそのお礼と言っては何ですが、絶対に皆さんを笑わせたいと思います。

杉山裕之
尊敬するてんぷくトリオさんのコントを今の時代に復活させる舞台の話を頂いた時は、僕たちにできるのか正直不安でした。
井上社長にてんぷくトリオさんの話を聞かせて頂いたり、コント台本を見せて頂いたりするうちに『やってみたい!』と不安よりも挑戦してみたいという想いが強くなりました。
三人の個性を生かしたネタやシュールでその時代を笑いに変えるネタなど、色々なバリエーションのネタがある井上ひさしさんの作品です。
時代は違えど、我が家のネタにちゃんと出来るように、そして伊東四朗さんにも笑って頂けるようなそんな作品にしたいです。

谷田部俊
同じトリオの大先輩でもある、てんぷくトリオさんのコントを再現させて頂けることを大変光栄に思っています。
井上ひさしさんのコント台本も読ませていただきましたが、現代にも通ずる新鮮さがあり感動しました。
生放送のコント番組で本番ギリギリに台本を渡すこともあったと伺い、それでも見事に演じていらっしゃったのは、井上ひさしさんとてんぷくトリオさんの深い信頼関係があったからだと思います。
今度は僕たちが、ラサール石井さんとの信頼関係を築きつつ、100%再現することは不可能かもしれませんが、てんぷくトリオ×井上ひさしのコントを99.9%により近づけるように努力したいと思っています。

●書籍:井上ひさし笑劇全集 上 (講談社文庫)
●書籍:井上ひさし笑劇全集 下 (講談社文庫)
「井上ひさしとてんぷくトリオのコント」 | 演劇ニュース(2012年NHKで放送 三宅裕司演出)
こまつ座「てんぷくトリオのコント」 | 演劇ニュース(公演詳細)

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  • Posted : 2014年1月31日 18:24
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