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2007年12月18日

■韓国ミュージカル

最近(2007年末)の韓国ミュージカルのニュースです。

韓国紙・中央日報の報道に拠ると、
12月12日にオペラ「ラ・ボエム」が火災、
12月13日に「ジーザス・クライスト・スーパースター」が音響異常、
12月16日には「マンマ・ミーア」が舞台装置の故障と、
この5日間で、大型の公演が3回も公演中止、またはキャンセルとなったとのこと。

このうち「マンマ・ミーア」は、
四季の韓国公演「ライオンキング」も行われていた
韓国初のミュージカル専門劇場であるシャーロッテ劇場でのトラブル。
同紙に拠ると、観客にはチケット代の返済、
及び交通費・招待券の配布が約束されたということです。


また、韓国紙・朝鮮日報の報道に拠ると、
チケット予約サイト「interpark」が行ったユーザー・アンケートの結果、
ミュージカル俳優男性部門はチョ・スンウ、
女性部門はチェ・ジョンウォンがそれぞれ1位に輝いたとのこと。
作品では、「キャッツ」「大長今」「ヘアスプレー」が支持を得たそうです。
「大長今」は、日本でもNHKが放送したドラマ
「宮廷女官チャングムの誓い」を元に今年創られた、韓国オリジナル・ミュージカル。


また、YONHAPNEWSの報道に拠ると、
韓国有数の音楽プロダクション・SMエンターテインメントが
来年からミュージカル事業に本格的に進出、
来年末にはブロードウェイ・ミュージカル「ザナドゥ(Xanadu)」の公演を行う予定とのこと。
同社は、これに先立ち「ドンキー・ショー(The Donkey Show)」のライセンスも取得。
現在は他社にリースしていますが、
来年5月から直接公演を予定しており、日本公演も準備しているということです。

SMエンターテインメントは、
BoAや東方神起などの所属事務所で、avaxと提携して既に日本にも進出しています。
日本同様、韓国でもミュージカル市場は急成長しているようですが、
オリジナル作品が少ないのが悩みの種のようです。(日本ほどではないにしろ)

現在、日本でも公演数に比べてソフトの不足が叫ばれ、
作品の先物買いなどが進んでいるようですが、
今後、こうして日韓を股にかけた公演が増えていくと、
ますます上演権獲得の争いが激しくなりそうですね。
日本でも、競い合ってロンドンやブロードウェイの人気作品を買い集めるばかりでなく、
もう少し「創る」という方向に向かっても良いと思うのですが。


ザナドゥ(2007 Original Broadway Cast)
CDが2008/1/8にリリースされます。
Xanadu
Xanadu [Original Broadway Cast Recording]

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「韓国ミュージカル」奥付

  • Posted : 2007年12月18日 20:49
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