演劇ニュース

アメリカのダメ映画を表彰するゴールデン・ラズベリー賞の
「ラズベリー」を「きいちご」と翻訳。
ワースト映画を表彰する日本版ラジー賞・2007年文春きいちご賞が発表されました。
昨年までは1月下旬に発表されていましたが、
本家ラジー賞の発表に合わせ、今年から2月下旬の発表にするとのことです。

きいちご賞は、映画批評家など37人の投票によって選出。
今回は、他作を引き離して角川映画「蒼き狼　地果て海尽きるまで」が1位を獲得。
2位は興行的に成功を収めた、携帯小説が原作の「恋空」、
3位には「ラストラブ」が入りました。

結果を見ると、ベストテンのうち9作を邦画が占めているのがちょっと気になりますね。
また、作品としては疑問符がつけられていたものの、
2007年の興行収入としては成功を収めた
「HERO」「西遊記」「恋空」「どろろ」などが
軒並み選出されているのもおもしろい感じがします。
賞の詳細は、本日(2/21)発売の週刊文春2月28日号に掲載されています。

●2007年文春きいちご賞
１位「蒼き狼 地果て海尽きるまで」
２位「恋 空」
３位「ラストラブ」
４位「愛の流刑地」
５位「監督・ばんざい!」
６位「どろろ」
７位「西遊記」
８位「俺は、君のためにこそ死ににいく」
８位「HERO」
10位「インランド・エンパイア」

また、1月末には本家である第28回ゴールデン・ラズベリー賞
（ラジー賞）のノミネートも発表され、
リンジー・ローハン主演の「I Know Who Killed Me」が
作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞など最多の計9部門でノミネート。
また、「Norbit」で1人で何役も務めたエディ・マーフィーが、
主演男優賞、助演男優賞、最低助演女優賞など
同賞史上最多となる1人で5部門にノミネートされるという快挙を達成しています。
ラジー賞の発表は、アカデミー賞発表前日の2/23。
受賞者には制作費5ドルのラズベリー型トロフィーが授与されます。

●ラジー賞 オフィシャルサイト
●ラジー賞受賞作一覧 amazon
●ラジー賞受賞作一覧 ぽすれん