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演劇や落語会などの割安当日券を窓口で一括販売する全国初のサービスが３月１日、大阪・ミナミでスタートする。
米ニューヨークなどで人気の当日券売り場「ｔｋｔｓ」（チケッツ）をモデルにした
"日本版チケッツ"として、劇場や興行関係者に参加を呼び掛けている。

運営するのは、ＮＰＯ法人「ライブエンターテイメント推進協議会」（大阪市）。
大阪市中央区道頓堀の繁華街にある名物人形「くいだおれ太郎」の隣に販売ブースを設置する。

同協議会によると、劇場側は割引した当日券を提供。
ブースで公演情報と残席状況を表示し、開演の１時間前に販売を締め切る。
協議会はチケット売上金の２０％を販売手数料として受け取る。

「３月に大阪・ミナミで"日本版チケッツ"開始へ」：イザ！

ブロードウェイやウエストエンドには、
「TKTS」という当日券を割り引いて販売するチケット・ブースがあります。
例えばブロードウェイでは、
劇場街の真ん中にある大階段のようなものがtktsの屋根に当たる部分で、
その下にチケット・ブースが10以上も並ぶ作りになっており、
各劇場の当日の空席を集約して、おおよそ25％〜50％程割り引いて販売しています。

報道に拠ると、NPO法人ライブエンターテインメント推進協議会は
近畿経済産業局などが設立を支援したもので、
吉本興業や天満天神繁昌亭、大阪松竹座、国立文楽劇場などが
前向きに参加を検討しているとのこと。

日本では、角川が当日券購入サイトTICKETS@TOKYOを
ちょうど1年程前に開設しましたが、このようなブースが設けられるのは初めてとなります。
ブロードウェイなどのように劇場が集約されていない日本において、
こうした対面販売所が成功するかどうか、注目を集めるところではないでしょうか。

※2010/02/23追記
NPO法人「ライブエンターテイメント推進協議会」が
日本版チケッツ「TTC」のサービス開始を3月1日から3月5日に延期すると、産経新聞が報じています。

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