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2011年2月20日
■第61回ベルリン国際映画祭
第61回ベルリン国際映画祭金熊賞は、イラン映画「ナデール・アンド・シミン、ア・セパレーション」が金熊賞を受賞しました。
19日、第61回ベルリン国際映画祭コンペティション部門の授賞式が行われ、
イランのアスガー・ファルハディ監督(Asghar Farhadi)の
「ナデール・アンド・シミン、ア・セパレーション」(Nader And Simin, A Separation)が最高賞の金熊賞を受賞しました。
イラン映画の金熊賞受賞は初めて。
また男優賞・女優賞も、同作の男優陣・女優陣が受賞という結果になっています。
今回、日本映画のコンペティション部門への出品はありませんでしたが、
前衛的な作品が集まるフォーラム部門に、
廣原暁監督「世界グッドモーニング!!」、瀬々敬久監督「ヘヴンズ ストーリー」、
廣末哲万監督「FIT」、吉田光希監督「家族X」が出品された他、渋谷実監督特集も上映。
その他、パノラマ部門に深川栄洋監督「白夜行」、岩井俊二監督「Vampire」、
ショート部門に奥田昌輝監督「くちゃお」、
食と映画部門で栗村実監督「飯と乙女」、David Gelb監督「Jiro Dreams Of Sushi」が出品。
そして、瀬々敬久監督「ヘヴンズストーリー」が、
国際批評家連盟賞とNETPAC賞（最優秀アジア映画賞）の2冠を達成しています。
▼第61回ベルリン国際映画祭
金熊賞：「ナデール・アンド・シミン、ア・セパレーション」アスガー・ファルハディ監督
銀熊賞：審査員賞：「ザ・チューリン・ホース」タル・ベーラ監督
銀熊賞：監督賞：ウルリッヒ・ケーラー監督「スリーピング・シックネス」
銀熊賞：女優賞：「ナデール・アンド・シミン、ア・セパレーション」女優陣
銀熊賞：男優賞：「ナデール・アンド・シミン、ア・セパレーション」男優陣
銀熊賞：芸術貢献賞（カメラ）：ウォジェック・スタロン「ザ・プライズ」
銀熊賞：芸術貢献賞（プロダクション・デザイン）：バーバラ・エンリケ「ザ・プライズ」
銀熊賞：脚本賞：ジョシュア・マートン/アンダミアン・ムラタジ「ザ・フォーギブネス・オブ・ブラッド」