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2011年7月11日

■映画「大鹿村騒動記」

大鹿歌舞伎を題材にした映画「大鹿村騒動記」が、7月16日に公開されます。

映画「大鹿村騒動記」は、長野県下伊那郡大鹿村で300年以上続いている「大鹿歌舞伎」を題材とした映画。
大鹿歌舞伎とは、「地芝居」「村芝居」などと呼ばれるものの一つで、いわゆる素人歌舞伎。
大鹿歌舞伎は神社の前宮として演じられ、伝承されてきた伝統的な民俗芸能で、現在は春秋と年に2回の公演を実施。
2007年にはやはり大鹿歌舞伎を題材とした映画「Beauty うつくしいもの」が公開されています。

映画「大鹿村騒動記」は、大鹿村でレストランを営み、大鹿歌舞伎の役者でもある風祭善が、私生活に悩みながらも舞台に挑む物語。
劇中に登場する歌舞伎シーンは、実際に使われている舞台で、地元を中心に850人ものエキストラが参加して本番さながらに実施。
映画は「娯楽の原点ここにあり。涙も忘れて心が躍る、小さな村のハレ舞台。」と謳われており、
滋味深いオトナの喜劇として仕上がっているとのこと。

キャストは、主役の風祭善役を原田芳雄。
記憶障害に悩む妻・貴子役を大楠道代、幼なじみ・治役を岸部一徳、
その他、佐藤浩市、松たか子、石橋蓮司、でんでん、小野武彦、瑛太、三國連太郎など豪華なキャストが脇を固めます。

監督は、1989年の鮮烈なデビュー作『どついたるねん』以来、6作で原田芳雄とタッグを組んできた阪本順治。
同作は「自らの原点を確認するためにどうしてもやっておきたい」と原田芳雄が切望した企画で、
阪本監督と脚本家の荒井晴彦がオリジナル脚本で応えるかたちに。
なお荒井晴彦・阪本順治による脚本は、現在発売中の雑誌「シナリオ 2011年8月号」に掲載されています。

映画「大鹿村騒動記」は、2011年7月16日(土)全国ロードショー。

映画「大鹿村騒動記」メイン画像 映画「大鹿村騒動記」サブ画像
(C)2011「大大鹿村騒動記」製作委員会


「大鹿村騒動記」
公開:2011/7/16
配給:東映/日本映画
監督:阪本順治
脚本:荒井晴彦/阪本順治
出演:原田芳雄/大楠道代/岸部一徳/佐藤浩市/松たか子/冨浦智嗣/瑛太/石橋蓮司/小倉一郎/でんでん/加藤虎ノ介/小野武彦/三國連太郎
主題歌:「太陽の当たる場所」忌野清志郎
チケット:[初日舞台挨拶 丸の内][オフィシャルサイト]
DVD:大鹿村騒動記【DVD】

あらすじ
雄大な南アルプスの麓にある長野県大鹿村。
そこでシカ料理店を営む初老の男・風祭善(原田芳雄)は、300年以上の歴史をもつ村歌舞伎の花形役者だ。
ひとたび舞台に立てば、見物の声援を一身にあびる存在。だが実生活では女房に逃げられ、あわれ独り身をかこっていた。
そんなある日、公演を5日後に控えた折も折、18年前に駆け落ちした妻・貴子(大楠道代)と幼なじみの治(岸部一徳)が帰ってくる。
脳の疾患で記憶をなくしつつある貴子をいきなり返され、途方に暮れる善。
強がりながらも心は千々に乱れ、ついには芝居を投げ出してしまう。
仲間や村人たちが固唾を呑んで見守るなか、刻々と近づく公演日。
そこに大型台風まで加わって......。ハテ300年の伝統は途切れてしまうのか、小さな村を巻き込んだ大騒動の行方やいかに!?


映画「Beauty うつくしいもの」
公開:2009/3/14
配給:ジョリー・ロジャー/日本映画
監督:後藤俊夫
出演:片岡孝太郎/片岡愛之助/麻生久美子/井川比佐志/嘉島典俊/眞島秀和/大西麻恵/赤塚真人/二階堂智/串田和美/北村和夫/片岡仁左衛門
DVD:Beauty うつくしいもの [DVD]

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「映画「大鹿村騒動記」」奥付

  • Posted : 2011年7月11日 18:17
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