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2011年8月 8日

■第35回全国高校総合文化祭(ふくしま総文)

8月7日に高校生の文化の祭典「ふくしま総文」が閉幕。演劇部門の最優秀校には山口県立華陵高等学校が選ばれました。

毎年夏に開催される高校生の文化芸術活動の祭典・全国高校総合文化祭。
35回目となる今年は、8月3日から7日に福島県を主会場に「ふくしま総文」として開催されましたが、
大震災・原発事故の影響で日程・会場が変更されての開催に。
特に演劇部門は香川県丸亀市へと開催県が変更され、
また郷土芸能は一旦は中止が発表された後、岩手県・盛岡市民文化ホールへと開催地を変更しての開催となっています。

演劇部門は8月5日から7日に丸亀市・綾歌総合文化会館アイレックで開催され、
全国各ブロックから選出された12の代表校が公演を行いました。
審査の結果、最優秀賞の文部科学大臣賞には華陵(山口)、
文化庁長官賞には津曲学園鹿児島(鹿児島)、大谷(大阪)、北海道北見北斗(北海道)の3校に決定。
両賞に選ばれた上位4校は、日本音楽・郷土芸能の部門で選ばれた高校と共に、
8月27日から28日に東京・国立劇場で行われる「第22回全国高校総合文化祭優秀校東京公演」へ参加します。
例年、この東京公演の観劇には無料の整理券が必要で、公演の模様は9月上旬頃NHKでも放送されています。

なお、来年の第36回全国高等学校総合文化祭は、8月8日から12日に富山県で「全国高総文祭とやま2012」として開催予定。


▼第35回全国高校総合文化祭(ふくしま総文)演劇部門
文部科学大臣賞:山口県立華陵高等学校(山口)「カツっ!」作:フローレス・デラコリーナ(生徒顧問創作)
文化庁長官賞:津曲学園鹿児島高等学校(鹿児島)「窒息」作:谷崎淳子(顧問創作)
文化庁長官賞:大谷高等学校(大阪)「逝ったり生きたり」作:東尾咲(生徒創作)
文化庁長官賞:北海道北見北斗高等学校(北海道)「ぺったんぺったん!」原案:北海道北見北斗高等学校演劇部 作:梅村真奈/鳥羽啓太/新井繁
優良賞:岩手女子高等学校(岩手)「Colors」作:川村明日香(生徒創作)
優良賞:福島県立大沼高等学校(福島)「ひきなかへしそ〜悲哀白虎五人男」作:佐藤雅通(顧問創作)
優良賞:群馬県立前橋南高等学校(群馬)「荒野のMarhen」民間伝承より 脚色:原澤毅一(顧問創作)
優良賞:埼玉県立秩父農工科学高等学校(埼玉)「少年神社」作:コイケユタカ(顧問創作)
優良賞:清泉女学園高等学校(神奈川)「モンタージュ〜はじまりの記憶〜」作:高泉淳子/伊沢磨紀(既成)
優良賞:愛知県立新城東高等学校(愛知)「親の顔が見たい」作:畑澤聖悟(既成)
優良賞:愛知高等学校(愛知)「紺屋高尾」古典落語 脚色:愛知高校演劇部(既成)
優良賞:香川県立高松工芸高等学校(香川)「Stick Out」作:川田正明/演劇部(顧問生徒創作)
[ふくしま総文-第35回全国高等学校総合文化祭-オフィシャルサイト]

第22回全国高等学校総合文化祭優秀校東京公演
日程:2011/8/27〜8/28 13:00〜 国立劇場 大劇場(東京)

※追記
テレビ放送が決まりました。
番組タイトルは「青春舞台2011」で、9月4日15時から17時までNHK-Eテレで放送。
昨年までは5時間以上に渡って東京公演の模様がすべて放送されていましたが、
今回は僅か2時間の放送で、全国大会の模様や開催地が福島から香川に変更になった辺りのドキュメンタリと、舞台ダイジェストの放送になる模様。
ナレーションは長塚圭史。

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「第35回全国高校総合文化祭(ふくしま総文)」奥付

  • Posted : 2011年8月 8日 14:50
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