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2011年9月16日

■2011年民放連賞

2011年の日本民間放送連盟賞が発表され、テレビドラマ部門では「鈴木先生」が最優秀賞を受賞しました。

「日本民間放送連盟賞」(連盟賞、英文名:NAB Awards)は、
番組、CM、放送技術の向上と、放送活動のより一層の発展を図ることを目的に、日本民間放送連盟(民放連)が1953年に創設。
民放連の会員である全国の民放各社から参加のあった番組・事績を対象に毎年1回実施し、優れた番組、優秀と認められた事績を顕彰しています。

2011年の民放連賞テレビドラマ部門は、
テレビ東京の連続ドラマ「鈴木先生」(2011年4月25日~6月27日放送)が最優秀賞を受賞しました。
「鈴木先生」は、2007年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した武富健治原作の同名コミックを元に制作。
放送終了後の7月には、放送批評懇談会が選ぶ「6月度ギャラクシー月間賞」にも選ばれています。
主演の鈴木先生を演じたのは、「セカンドバージン」で鮮烈な印象を残した長谷川博己。
どこにでもいそうな平凡な教師が、どこにでも起こりえる問題について懸命に悩み、考え、
もがきながら独自の教育理論によって真摯に解決していく様を見事に熱演。
同僚の先生達にも一癖も二癖もある個性派俳優がキャスティングされ新たな伝説の教師の物語を描きました。
選評では、「普通の生徒たちが起こす、正論やキレイ事だけでは解決できない難問。
それに向き合う鈴木先生自身も、悩み多き一人の人間として等身大に描かれており、ドラマ全体にリアリティーと緊張感を与えている。
先生の緻密な分析とロジックが、クラスひいては社会全体の活性化への鍵となっており、世代を超えて問いかけるものがある。
鈴木先生の脳内葛藤を、遊び心あふれるモノローグとテロップ表示で表現した手法も斬新。
これまでにない新しい切り口の学園ドラマとして画期的である。」と評されています。

なお、「怪しいお米 セシウムさん」とテロップ表記して問題となった東海テレビは、候補6作をすべて辞退。
そのため、東海テレビの作品が最優秀賞に選ばれたテレビ教養部門とエンターテインメント部門は、該当なしという結果になっています。


2011年日本民間放送連盟賞 各部門最優秀賞
【ラジオ】
報道:九州朝日放送「濡れ衣~看護師爪切り事件の真相~」
教養:高知放送「うんとこしょ、どっこいしょ~株式会社「大宮産業」奮闘記」
エンターテインメント:横浜エフエム放送「開局25周年記念特別番組 ラジオドラマ「DAI」」

【テレビ】
報道:朝日放送「年金不信」
教養:該当なし
エンターテインメント:該当なし
ドラマ:テレビ東京「鈴木先生」

【CM】
ラジオCM1種:信越放送「綿半ホームエイド ほぼ何でも揃います(20秒)」
ラジオCM2種:エフエム東京「味の素 言葉の成長(60秒) 」
テレビ:IBC岩手放送「自社媒体PRスポット/ふるさとは負けない!~空より高く~(90秒) 」

【技術】
日本テレビ放送網「FPU波の光伝送による遠隔受信システムの開発」

【特別表彰】
青少年向け番組:テレビ山梨「ウッティ発! 一枚の写真 左手一本のシュート」
放送と公共性:山口放送「過疎の島の介護日記 あるヘルパーと歩んだ10年の放送活動」

テレビドラマ番組
最優秀:テレビ東京「鈴木先生
優秀:日本テレビ放送網「Q10」
優秀:フジテレビジョン「フリーター、家を買う。(第1話)」
優秀:中部日本放送「スペシャルドラマ 旅する夫婦」
優秀:読売テレビ放送「ニセ医者と呼ばれて~沖縄・最後の医介輔~

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「2011年民放連賞」奥付

  • Posted : 2011年9月16日 17:36
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