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2011年10月31日

■第24回東京国際映画祭「キツツキと雨」が審査員特別賞

30日にクロージング・セレモニーが催され、
役所広司・小栗旬主演の「キツツキと雨」が審査員特別賞を受賞しました。

24回目となる今年の東京国際映画祭(Tokyo International Film Festival)は、
10月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズなど各劇場で開催。
30日14時からクロージング・セレモニーがTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、各賞が発表されました。

コンペティション部門で最優秀賞に該当する東京サクラグランプリを受賞したのは、
エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ監督のフランス映画「最強のふたり」(Untouchable)。
事故で首から下が麻痺してしまった富豪と、介護役の黒人青年との、実話に基づく交流を映画化した作品で、
主演したフランソワ・クリュゼ、オマール・シーは揃って最優秀男優賞も受賞しています。

また日本映画で唯一コンペに出品されていた「キツツキと雨」(The Woodsman and the Rain)は審査員特別賞を受賞。
60歳の木こりとゾンビ映画の新人監督を描いた作品で、木こり役が役所広司、監督役が小栗旬。監督は「南極料理人」の沖田修一。
映画は2012年2月11日の公開が決まっています。
ちなみに同賞は昨年の第23回映画祭でも新藤兼人監督「一枚のハガキ」が受賞しており、2年連続で日本映画の受賞となります。
(第24回東京国際映画祭ラインナップ)

第24回東京国際映画祭ロゴ

●第24回東京国際映画祭
▼コンペティション部門
東京サクラグランプリ:「最強のふたり」(エリック・トレダノ監督、オリヴィエ・ナカシュ監督:フランス)
審査員特別賞:「キツツキと雨」(沖田修一監督:日本)
最優秀監督賞:リューベン・オストルンド「プレイ」(スウェーデン/デンマーク/フランス)
最優秀女優賞:グレン・クローズ 「アルバート・ノッブス」(アイルランド)
最優秀男優賞:フランソワ・クリュゼ、オマール・シー 「最強のふたり」(フランス)
最優秀芸術貢献賞:「転山」(ドゥ・ジャーイー監督:中国)
最優秀芸術貢献賞:「デタッチメント」(トニー・ケイ監督:アメリカ)
観客賞:「ガザを飛ぶブタ」(シルヴァン・エスティバル監督:フランス/ベルギー)

▼TOYOTA Earth Grand Prix
TOYOTA Earth Grand Prix:「鏡は嘘をつかない」(カミーラ・アンディニ監督:インドネシア)
審査委員特別賞:「ハッピー・ピープル タイガで暮らす一年」(ヴェルナー・ヘルツォーク監督、ドミトリー・ワシュコフ監督:ドイツ)

▼アジアの風部門
最優秀アジア映画賞:「クリスマス・イブ」(ジェフリー・ジェトゥリアン:フィリピン)
スペシャル・メンション:「TATSUMI」(エリック・クー監督:シンガポール)
スペシャル・メンション:「鏡は嘘をつかない」(カミーラ・アンディニ監督:インドネシア)
スペシャル・メンション:「ラジニカーントのロボット(仮)」(S・シャンカール監督:インド)

▼日本映画・ある視点部門
作品賞:「ももいろそらを」(小林啓一監督:日本)


「キツツキと雨」
公開:2012/2/11
配給:角川映画/日本映画
監督:沖田修一
脚本:守屋文雄/沖田修一
主題歌:星野源
出演:役所広司/小栗旬/高良健吾/臼田あさ美/伊武雅刀/山崎努
[オフィシャルサイト]
映画「キツツキと雨」画像
(c)2012「キツツキと雨」製作委員会

コメント
【沖田修一監督】
びっくりしてます。今回のコンペ作品で唯一の日本映画ということで、大きなプレッシャーを背負い、周囲の方から、頑張ってくださいと言っていただきました。
上映を楽しみにしてくださったお客さんに見てもらっただけでもうれしく、それだけで満足でした。
この映画は地方ロケでたくさんの方の力をかりて作った作品です。この場をかりてこの作品に携わった皆さんに、ありがとうございました。

【役所広司】
沖田監督、おめでとうございます!審査委員の皆様、そして映画を観てくださった、お客様、ありがとうございます。
小倉から大声で喜んで叫んでいる、役所です!

【小栗旬】
うれしい!けどグランプリがよかった、接戦だったと聞いたので...。
でも僕は映画祭に参加してお客さんが喜んでくれている姿を直接見られたので、それだけで満足です。

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「第24回東京国際映画祭「キツツキと雨」が審査員特別賞」奥付

  • Posted : 2011年10月31日 15:41
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