演劇ニュース

ミュージカル「レ・ミゼラブル」は、初演から25周年を迎えることから新演出版を製作。
2009年末のヨーロッパ・ツアー公演から新演出版の公演が始まり、
2010年秋からは本場ロンドンでも新演出版の上演がスタート。
日本でも、2011年の公演でオリジナル演出版は終了。2013年からの公演は新演出版となります。

新演出版は、これまでアソシエイト・ディレクターを務めてきた
ローレンス･コナー(Laurence Connor)とジェームズ･パウエル(James Powell)が演出を担当。
レミゼの象徴とも言える盆(回転舞台)を使った演出がなくなり、衣装や舞台セットも一新されています。
ローレンス･コナーは、ブラックボックスの中で演じられていた印象のあるオリジナル演出版から、
シーンごとに場所や時間をきちんと取り出し、より具体的に表現する演出を意図したと説明。
プロジェクション(映像)を使い原作者ユーゴーの絵画を投影することで、
物語の舞台となっている19世紀初頭のフランスの、世相や風景を反映させているとしています。

日本における新演出版のキャストは、全キャスト・オーディションが実施されて決定しています。
ジャン・バルジャン役が1997年から演じている山口祐一郎に加え、キム・ジュンヒョン。
ジャベール役が、前回公演でバルジャンを演じた吉原光夫と、初参加の川口竜也。
エポニーヌ役が2003年から演じている笹本玲奈に加え、初参加の昆夏美、平野綾。
ファンテーヌ役が前回公演から参加している知念里奈、和音美桜に加え、ミュージカル初出演となる里アンナ。
コゼット役が全員初となる若井久美子、青山郁代、磯貝レイナ。
マリウス役が山崎育三郎、原田優一に加え、初参加の田村良太。
テナルディエ役が2003年から出演している駒田一に加え、前回公演でジャベールを演じたKENTARO、初参加の萬谷法英。
マダム・テナルディエ役がお馴染みの森公美子に加え、初参加の浦嶋りんこ、谷口ゆうな。
アンジョルラス役が前回公演から参加している上原理生に加え、野島直人。

ミュージカル「レ・ミゼラブル」は、2013年4月23日から5月2日に帝国劇場でプレビュー公演。
5月3日から7月10日に帝国劇場、8月3日から31日に博多座、
9月7日から23日にフェスティバルホール、10月1日から20日に中日劇場で上演。
東京公演のチケットは、S席13,500円、A席9,000円、B席4,000円。
プレビュー公演はS席11,000円、A席8,000円、B席3,500円(税込)で、4・5月分が2月9日、6・7月分が3月16日に発売。

※2013/1/10追記：
バルジャン役山口祐一郎が降板。同役に福井晶一と吉原光夫が発表されました。
■「レ・ミゼラブル」山口祐一郎が降板 | 演劇ニュース

※2013/2/18追記：
アンサンブルとしてキャスティングされていた綿引さやかが、エポニーヌ役を務めることが明らかになりました。

●25周年記念 新演出版2010 London Cast [CD]

●25周年記念コンサート 廉価版 [DVD]

●ミュージカル「レ・ミゼラブル」
日程：2013/4/23～5/2　帝国劇場(東京)(プレビュー公演)
　　　2013/5/3～7/10　帝国劇場(東京)
　　　2013/8/3～8/31　博多座(福岡)
　　　2013/9/7～9/23　フェスティバルホール(大阪)
　　　2013/10/1～10/20　中日劇場(愛知)
協賛：読売新聞
後援：フジテレビジョン
協力：日本航空
演出：ローレンス・コナー/ジェームズ・パウエル
脚本：アラン・ブーブリル/クロード＝ミッシェル・ショーンベルグ
音楽：クロード＝ミッシェル・ショーンベルグ
作詞：ハーバート・クレッツマー
翻訳：酒井洋子
訳詞：岩谷時子
原作：ヴィクトル・ユーゴー
出演：山口祐一郎/キム・ジュンヒョン/吉原光夫/川口竜也/笹本玲奈/昆夏美/平野綾/綿引さやか/知念里奈/和音美桜/里アンナ/若井久美子/青山郁代/磯貝レイナ/山崎育三郎/原田優一/田村良太/駒田一/KENTARO/萬谷法英/森公美子/浦嶋りんこ/谷口ゆうな/上原理生/野島直人
チケット：[4月][5月][6月][7月][福岡][大阪][愛知]

※追記：
第85回アカデミー賞でアン・ハサウェイが助演女優賞を受賞したことを記念して、チケットぴあでは特別割引発売を行います。
対象となるのは4月・5月東京公演の平日公演(一部日程は除く)で、各チケット1,500円割引。
販売は2月26日10時から3月5日20時まで。