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2013年3月15日

■市川染五郎「染五郎の超訳的歌舞伎」

市川染五郎が歌舞伎の演目などを案内した書籍「染五郎の超訳的歌舞伎」が3月28日に小学館より発売されます。

「染五郎の超訳的歌舞伎」は、市川染五郎が歌舞伎の人気演目のなかから1つを選び、見どころや作品の背景などを歌舞伎役者ならではの視点で紹介。
小学館の雑誌「本の窓」で、2011年新年号より2013年4月号まで18回に渡って連載されたもの。

この連載で取り上げられた作品など25演目を取り上げた書籍「染五郎の超訳的歌舞伎」が、小学館より上梓されます。
書籍では、『勧進帳』『仮名手本忠臣蔵』『東海道四谷怪談』といった人気演目から、
劇団☆新感線の舞台や復活狂言の話、歌舞伎の家がわかる口上まで網羅。
また、四代目市川猿之助と「今の歌舞伎、これからの歌舞伎、そして歌舞伎とは?」を語り合った対談も収録。
舞台はこうやって作るのか、役者はこんなことを考えて稽古をし役作りをしているのかと、
客席からはうかがい知れない舞台の内側がよくわかる一冊だということです。
「染五郎の超訳的歌舞伎」は、3月28日に小学館より発売。1,575円(税込)。


▼書籍「染五郎の超訳的歌舞伎」

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発売:2013/3/28
出版:小学館
著者:市川染五郎

目次:
一章 古典を味わい直す 
"悪夢"を夢見る『女殺油地獄』
せりふの"裏読み"もまた楽し『籠釣瓶花街酔醒』
江戸の陰の、そのまた陰『三人吉三巴白浪』
歴史を脚色する歌舞伎の力わざ『仮名手本忠臣蔵』
鶴屋南北が怪談話に込めた真意はいかに『東海道四谷怪談』
踊りの名手の手を縛り上げて踊らせた『棒しばり』
江戸長屋の匂いを創り出す落語ネタ『文七元結』
男の沽券に命を懸ける歌舞伎のリアル『夏祭浪花鑑』

二章 名作との格闘
役者自身の生き方があぶり出される歌舞伎舞踊『連獅子』
祝舞から生まれたアクロバティック舞踊『操り三番叟』
菅原道真の悲劇と三つ子ニュースから生まれた傑作『寺子屋』
食わず嫌いの女形修行奮闘記『春興鏡獅子』
受け継いで進化させてこそ家の芸『梶原平三誉石切』
ユスリ騙りの秘策は凄みの利いた話術『河内山』
運命に逆らわず、けれど人生を諦めなかった男の物語『荒川の佐吉』
僕にこの道を決意させた歌舞伎の代表作『勧進帳』

三章 歌舞伎をつくる
舞台に立つ精神の源に気づかせてくれた「劇団☆新感線」
男が男を愛するとき『染模様恩愛御書』
理性を飛び越え、五感に訴える『鯉つかみ』
期待を裏切る"恋"物語『恋を知る頃』
感覚同士のぶつかり合い これが僕の「傾奇おどり」
劇聖が作りだした新しい歌舞伎、活歴物『大森彦七』
「荒事」は隅から隅までザ・歌舞伎!『碁盤忠信』
歌舞伎演出を一切使わない歌舞伎『大當り伏見の富くじ』
短いひと幕に、家と役者の"色"が凝縮された『口上』

四章 対談 市川染五郎VS.市川猿之助 これからの歌舞伎を"超訳"する

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「市川染五郎「染五郎の超訳的歌舞伎」」奥付

  • Posted : 2013年3月15日 16:27
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