演劇ニュース

舞台「THE 39 STEPS」は、ジョン・バカンの小説「三十九階段」を原作としたアルフレッド・ヒッチコック監督の映画「三十九夜」を元に、パトリック・バーロウ(Patrick Barlow)がコメディに脚色した作品。
1935年のロンドンを舞台に、謎の女性アナベラを自宅にかくまったことから、2人の男に追い掛けられ、アナベラ殺害の容疑までかけられてしまう男ハネイの逃亡劇をコメディタッチで描いたサスペンス。
4人のキャストで139役を演じる作品としても話題となっています。

舞台は2005年にイギリスのWest Yorkshire Playhouseで初演され、オリビエ賞では最優秀新作コメディ賞を受賞。
ブロードウェイでも2008年に初演され、トニー賞では6部門にノミネートされ照明・音響賞を受賞。
日本では2010年に石丸幹二、高岡早紀、今村ねずみ、浅野和之の出演で初演されるなど、世界各国で上演されています。

この「THE 39 STEPS」が今秋上演されます。
キャストは、主人公ハネイ役を渡部篤郎。
渡部篤郎は、フランス国立劇場での全編フランス語による二人芝居「La pluie d'ete a Hiroshima」(ラ・プリュイ・ デデ・ア・ヒロシマ)に、2006年にのべ1年間出演して以来、日本での舞台出演は8年ぶりとなります。
その他、4役を演じる水川あさみ、2人で134役を演じる安田顕と佐藤二朗が出演。
上演台本・演出は福田雄一。

舞台「THE 39 STEPS」は、10月23日から11月3日に東京・天王洲 銀河劇場、11月8日から9日に大阪・サンケイホールブリーゼ、
11月12日に名古屋公演、11月15日に福岡・キャナルシティ劇場で上演。
チケットは全席指定、東京公演がS席9,000円、A席7,500円。大阪・福岡公演が9,000円で6月29日発売。

※追記：
10月27日14時東京追加公演、11月5日仙台・電力ホール公演、11月7日大阪追加公演、11月12日愛知・名鉄ホール公演が発表されました。
チケットは6月29日発売。仙台公演のみ8月2日発売。

※追記：
11月11日18時30分の愛知追加公演が発表されました。
チケットは全席指定、9,000円(税込)で9月13日発売。

●「THE 39 STEPS」
日程：2014/10/23〜11/3　天王洲銀河劇場(東京)
　　　2014/11/5　電力ホール(宮城)
　　　2014/11/7〜11/9　サンケイホールブリーゼ(大阪)
　　　2014/11/12　名鉄ホール(愛知)
　　　2014/11/15　キャナルシティ劇場(福岡)
企画・製作：エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ
東京公演主催：エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/銀河劇場
大阪公演主催：梅田芸術劇場
福岡公演主催：キョードー西日本
上演台本・演出：福田雄一
原作：ジョン・バカン「三十九階段」
原作映画：「三十九夜」アルフレッド・ヒッチコック監督
脚色：パトリック・バーロウ
翻訳：小田島恒志
出演：渡部篤郎/水川あさみ/安田顕/佐藤二朗
チケット：[東京][宮城][大阪][愛知][福岡]

あらすじ
舞台は1935年ロンドン。退屈な毎日を送っていた主人公リチャード・ハネイは、気分転換で訪れた劇場で銃の発砲騒ぎに遭遇。
そこでアナベラと名乗る謎の女に助けを求められ、自宅へ連れ帰る。
彼女は、自分がスパイで国の重要な機密情報の国外流出から守るため命を狙われているとハネイに告白したその夜、何者かによって刺殺される。
ハネイはアナベラを追っていた2人の男たちから追われ、さらにアナベラ殺害の容疑者として警察から指名手配されてしまった。
アナベラが言い残した秘密の暗号「THE 39 STEPS」の謎を解き、真犯人を突き止めるため、ハネイはスパイや警察に追われつつ、スコットランドへ向かう。
退屈な日常は一変、ハネイのスリリングな大逃亡劇が始まった...！

●映画「三十九夜」
原題 : The 39 Steps
公開：1935
配給：東和商事/イギリス映画
監督：アルフレッド・ヒッチコック
脚色：チャールズ・ベネット
原作：ジョン・バカン
出演：ロバート・ドーナット/マデリーン・キャロル/ルチー・マンハイム/ゴッドフリー・タール
DVD：三十九夜(The 39 Steps) ［DVD］