演劇ニュース

ミュージカル部門は、第65回トニー賞で9部門を制したブロードウェイ・ミュージカル「ブック・オブ・モルモン」が新作作品賞など4部門で受賞。
再演賞は、昨年宮本亜門演出で日本でも上演された「メリリー・ウィ・ロール・アロング」。
同作と共に最多7部門でノミネートされていたサム・メンデス演出「チャーリーとチョコレート工場」は照明・衣装の2部門で受賞しています。

演劇部門は、ルーシー・カークウッド(Lucy Kirkwood)の「チャイメリカ」が新作作品賞など5部門で受賞。
再演賞はイプセンの「ゴースト」で、主演女優賞、助演男優賞と共に3部門を制しています。

2014年オリヴィエ賞の主な結果は以下のとおり。各部門とも、1行目が受賞者・受賞作、2行目以下はノミネートです。
日本語の俳優名・邦題はできるだけ日本の一般的な表記、公演名に基づいていますが、翻訳書籍名や私どもで訳したものも含まれています。

▼2014年ローレンス・オリビエ賞(Laurence Olivier Awards)

新作ミュージカル作品賞：「ブック・オブ・モルモン」(The Book Of Mormon)
「チャーリーとチョコレート工場」(Charlie and the Chocolate Factory)
「Once」
「スコッツボロ・ボーイズ」(The Scottsboro Boys)

ミュージカル再演賞：「メリリー・ウィ・ロール・ アロング」(Merrily We Roll Along)
「Tell Me On A Sunday」
「サウンド・オブ・ミュージック」(The Sound Of Music)

ミュージカル男優賞：ギャヴィン・クリール「ブック・オブ・モルモン」(Gavin Creel for The Book Of Mormon)
ダグラス・ホッジ「チャーリーとチョコレート工場」(Douglas Hodge for Charlie And The Chocolate Factory)
ジェラード・ガートナー「ブック・オブ・モルモン」(Jared Gertner for The Book Of Mormon)
カイル・スキャットライフ「スコッツボロ・ボーイズ」(Kyle Scatliffe for The Scottsboro Boys)

ミュージカル女優賞：ズリンカ・ツヴィテシッチ「Once」(Zrinka Cvitesic for Once)
シャルロット・ウェイクフィールド「サウンド・オブ・ミュージック」(Charlotte Wakefield for The Sound Of Music)
ジェンナ・ラッセル「メリリー・ウィ・ロール・ アロング」(Jenna Russell for Merrily We Roll Along)
ロザリー・クレイグ「ライト・プリンセス」(Rosalie Craig for The Light Princess)

ミュージカル助演俳優賞：スティーヴン・アシュフィールド「ブック・オブ・モルモン」(Stephen Ashfield for The Book Of Mormon)
コールマン・ドミンゴ「スコッツボロ・ボーイズ」(Colman Domingo for The Scottsboro Boys)
ジョセフィーナ・ガブリエル「メリリー・ウィ・ロール・ アロング」(Josefina Gabrielle for Merrily We Roll Along)

新作演劇作品賞：「チャイメリカ」(Chimerica)
「1984」
「The Night Alive」
「ピーターとアリス」(Peter And Alice)

新作コメディ賞：「ジーヴス＆ウースター・イン・パーフェクト・ナンセンス」(Jeeves & Wooster In Perfect Nonsense)
「ダック・ハウス」(The Duck House)
「フル・モンティ」(The Full Monty)
「セイム・ディープ・ウォーター・アズ・ミー」(The Same Deep Water As Me)

再演賞：「ゴースト」(Ghosts)
「オセロ」(Othello)
「プライベート・ライヴズ」(Private Lives)
「アーメン・コーナー」(The Amen Corner)

男優賞：ロリー・キニア「オセロ」(Rory Kinnear for Othello)
ヘンリー・グッドマン「ザ・レジスタブル・ライズ・オブ・アルトゥロ・ウィ」(Henry Goodman for The Resistible Rise Of Arturo Ui)
ジュード・ロウ「ヘンリー5世」(Jude Law for Henry V)
トム・ヒドルストン「コリオレイナス」(Tom Hiddleston for Coriolanus)

女優賞：レスリー・マンヴィル「ゴースト」(Lesley Manville for Ghosts)
アンナ・チャンセラー「プライベート・ライヴズ」(Anna Chancellor for Private Lives)
ヘイリー・アトウェル「プライド」(Hayley Atwell for The Pride)
ジュディ・デンチ「ピーターとアリス」(Judi Dench for Peter And Alice)

助演男優賞：ジャック・ローデン「ゴースト」(Jack Lowden for Ghosts)
アーダル・オハンロン「ザ・ウィアー（堰）」(Ardal O'Hanlon for The Weir)
マーク・ゲイティス「コリオレイナス」(Mark Gatiss for Coriolanus)
ロン・クック「ヘンリー5世」(Ron Cook for Henry V)

助演女優賞：シャロン・D・クラーク「アーメン・コーナー」(Sharon D Clarke for The Amen Corner)
セシリア・ノーブル「アーメン・コーナー」(Cecilia Noble for The Amen Corner)
キャサリン・キングスレー「夏の夜の夢」(Katherine Kingsley for A Midsummer Night's Dream)
サラ・グリーン「夢の島イニシュマン」(Sarah Greene for The Cripple Of Inishmaan)

演出賞：リンゼイ・ターナー「チャイメリカ」(Lyndsey Turner for Chimerica)
マリア・フリードマン「メリリー・ウィ・ロール・ アロング」(Maria Friedman for Merrily We Roll Along)
リチャード・エアー「ゴースト」(Richard Eyre for Ghosts)
スーザン・ストローマン「スコッツボロ・ボーイズ」(Susan Stroman for The Scottsboro Boys)

振付賞：ケイシー・ニコロウ「ブック・オブ・モルモン」(Casey Nicholaw for The Book Of Mormon)
ピーター・ダーリン「チャーリーとチョコレート工場」(Peter Darling for Charlie And The Chocolate Factory )
スティーヴン・ホゲット「Once」(Steven Hoggett for Once)
スーザン・ストローマン「スコッツボロ・ボーイズ」(Susan Stroman for The Scottsboro Boys)

観客賞：「レ・ミゼラブル」(Les Miserables)
「マチルダ・ザ・ミュージカル」(Matilda The Musical)
「オペラ座の怪人」(The Phantom Of The Opera)
「ウィキッド」(Wicked)