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2014年8月21日

■映画「毛皮のヴィーナス」ロマン・ポランスキー監督

マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ出演。
「ヴィーナス・イン・ファー」を映画化した「毛皮のヴィーナス」が12月に公開されます。

「マゾヒズム」という言葉の語源になったと言われる、レーオポルト・フォン ザッヘル=マゾッホ(Leopold Ritter von Sacher Masoch)が1870年頃に発表した自伝的長編小説「毛皮を着たヴィーナス」(Venus im Pelz)(Venus in Furs)。
性愛を描いた文学史に残る名作で、これまで何度も映画化されている他、
2010年にはデヴィッド・アイヴス(David Ives)脚本で舞台化。
2011年11月にはウォルター・ボビー(Walter Bobbie)演出でブロードウェイに進出し、
主演のニナ・アリアンダ(Nina Arianda)は2012年トニー賞主演女優賞を受賞。
日本でも2013年に「ヴィーナス・イン・ファー」のタイトルで、稲垣吾郎・中越典子の出演で上演されています。

このデヴィッド・アイヴスの舞台版戯曲を元に、「戦場のピアニスト」「ゴーストライター」「おとなのけんか」などのロマン・ポランスキー(Roman Polanski)監督が映画化した「毛皮のヴィーナス」が12月に公開されます。
がさつで厚かましい女優ワンダが、舞台に上がると一変。
知性と気品溢れる女性へ、そして圧倒的なパワーと妖艶な魅力で演出家トマを支配していく様を描いた物語。

キャストは、主演ワンダ役をロマン・ポランスキー監督の妻で、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」「潜水服は蝶の夢を見る」などのエマニュエル・セニエ(Emmanuelle Seigner)。
彼女に翻弄され、服従することに悦びを見出すトマ役を、「007 慰めの報酬」「グランド・ブダペスト・ホテル」などのマチュー・アマルリック(Mathieu Amalric)。
映画は第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品。
フランスのアカデミー賞にあたる第39回セザール賞では、最優秀監督賞を受賞しています。

映画「毛皮のヴィーナス」は、12月 Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。

映画「毛皮のヴィーナス」画像 映画「毛皮のヴィーナス」画像2
(C)2013 R.P PRODUCTIONS – MONOLITH FILMS


映画「毛皮のヴィーナス」
公開:2014/12/20
原題:La Venus a la fourrure
英題:Venus in Furs
配給:ショウゲート
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:デヴィッド・アイヴス/ロマン・ポランスキー
出演:エマニュエル・セニエ/マチュー・アマルリック
字幕翻訳:松浦美奈
チケット:[][オフィシャルサイト]
2013年/フランス/シネマスコープ/5.1ch/96分

あらすじ
オーディションに遅刻してきた無名の女優ワンダと、自信家で傲慢な演出家のトマ。
がさつで厚かましくて、知性の欠片もないワンダは、手段を選ばず強引にオーディションをしてほしいと懇願し、トマは渋々彼女の演技に付き合うことに。
ところが、演技を始めたワンダは、役を深く理解し、セリフも完璧。彼女を見下していたトマを惹きつけ、次第に立場が逆転し、圧倒的な優位に立っていく。
2人だけのオーディションは熱を帯び、次第にトマは役を超えて、ワンダに支配されることに心酔していく...。

●書籍:毛皮を着たヴィーナス (河出文庫)
毛皮を着たヴィーナス (河出文庫)
●洋書:Venus in Fur
Venus in Fur (洋書)

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「映画「毛皮のヴィーナス」ロマン・ポランスキー監督」奥付

  • Posted : 2014年8月21日 18:42
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