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2009年5月27日
■寺山修司著作集
寺山修司の没後25年を迎え、クインテッセンス出版から全5巻の「寺山修司著作集」が刊行されました。
寺山修司の代表作を収めた「寺山修司著作集」全5巻が、
今年1月からクインテッセンス出版より毎月1巻ずつ刊行、
5月25日に最後となる第5回配本・第1巻「詩・短歌・俳句・童話」が刊行され、全5巻が出揃いました。
ちなみに、あまり聞き覚えのない出版元のクインテッセンス出版株式会社とは、
主に歯科の専門書籍を発行している出版社のようです。
「寺山修司著作集」の、監修は山口昌男、白石征。
体裁はA5判並製・箱入りで、平均560ページ、文章は2段組。
各巻税込み5,880円。（税抜き5,600円）
●寺山修司著作集 第2巻 小説・ドラマ・シナリオ
ラジオドラマ・小説から遺作の映画シナリオ「さらば箱舟」最終加筆まで。
解説：田之倉稔
1.ラジオドラマ：中村一郎/大人狩り/恐山/山姥/九州鈴慕/狼少年
2.長編小説：あゝ、荒野
3.短篇小説：人間実験室/花姚記/浪曲新宿お七/おさらばという名の黒馬
4.映画シナリオ：田園に死す/さらば箱舟
●寺山修司著作集 第3巻 戯曲
初期の人形劇台本から演劇実験室「天井棧敷」の名作、代表作を網羅
解説：野島直子
1.狂人教育/白夜/アダムとイヴ、私の犯罪学/犬神
2.青森県のせむし男/毛皮のマリー/邪宗門/身毒丸/青ひげ公の城
3.盲人書簡・上海篇/疫病流行記/奴婢訓/観客席/レミング
●寺山修司著作集 第4巻 自叙伝・青春論・幸福論
自叙伝らしくなく - 誰か故郷を想はざる
誰か故郷を想はざる(抄)/消しゴム/山河ありき
競馬への望郷 - 旅路の果て
さかさま英雄伝
さかさま童話論
青春論 - 家出のすすめ
家出のすすめ(抄)/自立のすすめ/書を捨てよ、町へ出よう
幸福論
犯罪の政治学
●寺山修司著作集 第5巻 文学・芸術・映画・演劇評価
暴力的詩論
作家論1 - 日本文学篇
塚本邦雄論
手毬唄猟奇
作家論2 - 外国文学篇
映写技師を射て - 映画論
サーカスの政治学
迷路と死海（抄） - 演劇論1
臓器交換序説（抄） - 演劇論2
事件としての書物
●寺山修司著作集 第1巻 詩・短歌・俳句・童話
1.俳句篇
2.短歌篇
3.詩篇1
4.詩篇2
5.童話
6.散文詩 | ジャズが聴こえる